FabLab SENDAI – FLATには、Tシャツなどの布製グッズづくりに使用できる様々なマシンがありますが、どれを選べばいいか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか?
そこで、それぞれにどんな特徴があり、どんなものが作れるのかを全8回に分けて詳しくご紹介します!

オリジナルTシャツを作りたい!シリーズ
①DTFプリンター:基本情報編制作手順編
②カッティングマシン:基本情報編制作手順編
③デジタルミシン:基本情報編(このページです。)/制作手順編
④UVプリンター:基本情報編制作手順編


今回は「デジタルししゅうミシン」を使った制作の基本情報をご紹介。
デジタルししゅうミシンは、パソコンで作成した図柄や手書きの図案などを、専用のソフトウェアでデータ変換することで、様々な布に刺繍することができるマシンです。(ただし、FabLab SENDAI – FLATのししゅうミシンは家庭用のもののため、繊細な図柄の表現には不向きです。)

[おすすめポイント]
・印刷に比べると、ちょっと高級感が出ます。
・1枚から手軽に制作できます。
・綿やポリエステル 、ナイロンなど、幅広い素材に刺繍可能です。(一部できない場合もあります。)
・もちろん洗濯も可能です。

[注意ポイント]
・とても細かい模様(約1mm角以下)や細い線(約1mm以下)、複雑な形状は刺繍できません。(使用する糸や素材によるので、本番前にテスト刺繍を行うのがおすすめです。)
・Tシャツなどの伸縮する素材や薄手の素材に刺繍する場合には、裏面に「接着芯」などの補強素材を貼り付ける必要があります。
・綺麗に刺繍をするためには、元の図柄の形状だけでなく、刺繍ミシン用のデータ変換を丁寧に行う必要があります。

[印刷可能サイズ]
・最大 横114.0mm × 縦169.5mm

[制作手順](詳しい手順は、デジタルししゅうミシン 制作手順編をご参照ください。)
(1) 好きな図柄をパソコンに読み込み、ししゅうミシン用ソフトで刺繍データに変換、調整する。
(2) Tシャツなどの素材を刺繍用枠にセットし、ミシン本体にししゅう糸と刺繍枠をセットする。
(3) 刺繍を行う。
(4) 刺繍が完了して、余計な糸や接着芯を取り除いたら完成。

[所要時間の目安]
・画像をししゅう用データに変換・調整:15分〜
・布、糸のミシンへのセット:15分
・ししゅう:30分〜(ししゅうする図柄のサイズや複雑さにより変動します。)
〈合計:60分程度〜〉

[費用](FabLab SENDAI – FLATで制作した場合)
・デジタルししゅうミシン利用料1時間500円(消耗品使用料を含みます。)

[Tシャツの材質]
綿100%/黒

[参考ページ]
FabLab SENDAI – FLATでの使用例:https://www.flickr.com/photos/flat-sendai/albums/72157649768325707
デジタルミシン「JAGUAR SP-4000」使用方法:https://fablabsendai.github.io/how-to-use-SP4000/