Advent Calendar(アドベントカレンダー)は、クリスマスまでの日数を数えるために使用されるカレンダーです。
FabLab SENDAI – FLATではこれに倣って、クリスマスシーズンになると色んな方法で毎日1つ数字を作ってきました。
2019年の作品はこちら)(2020年の作品はこちら)(2021年の作品はこちら

今年は、第4回目のアドベントカレンダーチャレンジ!12/25まで、さまざまな作り手に参加してもらい数字を作っていきます。見事完走すれば100個の数字が作られたことになる記念すべき年に、どんな作品が見られるのでしょうか?


2022年の13日目はこちら ↓

“13” by Yui Isawa

[材料]
・布
・棉

[技術]
・Blender
・ミシン

作り方

STEP0 考える

何を作るか考えるために、ひとまず13を立体にして、ぼんやり眺めていたらおしりにしか見えなくなりました。今回はおしりにフィットする「13 」座布団を制作しようと思います。
 

 

STEP1 型紙を作る

特に「3」の型紙が難しそうなので、ひとまずBlenderのExport Paper Modelというアドオン機能を使って型紙を作ります。
 
まず、Blenderで適当な3を作ってメッシュを減らしたり形を整えたりします。
そのままペーパーモデルを書き出すととんでもなく材料取りが悪いため、シームを入れて好みの型紙に近づけていきます。

 


「3」の半分でこんな感じ。想定よりも大分メッシュを減らしたため、めちゃくちゃシンプルになりました。
 

STEP2 試作

作成した型紙を元に一度縫製してみます。
サイズを適当に拡大して進めていたので、めっちゃデカい 「3」ができました。おしり、全くフィットしません。
また、柄のある布ならこの型紙でも良い気がしますが、無地の布だと縫い目が目立ちます。


 

STEP3 型紙調整と本制作

サイズと縫い目を生かす方向に型紙を調整します。ついでに「1」と離れ離れはかわいそうなので、一体型にしました。

 

STEP4 綿を詰めて完成!

理想のムチムチ感が出るようにぎゅうぎゅう綿をつめていきます。
 

 
座り心地を確かめてみたところ、綿の入れ過ぎでちょっと固めになってしまったのが、今回の反省ポイント。ムッチリ感を求めてビーズクッションにも挑戦してみたいです!
 

作者紹介

伊澤宥依
岐阜県にある情報科学芸術大学院大学(IAMAS)にて、デジタルファブリケーションを活用した制作や研究のサポートを行っています。透明な素材とヌメヌメした形が好き。サイズを間違ってデカいものを作りがちです。