Advent Calendar(アドベントカレンダー)は、クリスマスまでの日数を数えるために使用されるカレンダーです。
FabLab SENDAI – FLATではこれに倣って、クリスマスシーズンになると色んな方法で毎日1つ数字を作ってきました。
2019年の作品はこちら)(2020年の作品はこちら)(2021年の作品はこちら

今年は、第4回目のアドベントカレンダーチャレンジ!12/25まで、さまざまな作り手に参加してもらい数字を作っていきます。見事完走すれば100個の数字が作られたことになる記念すべき年に、どんな作品が見られるのでしょうか?


2022年の5日目はこちら ↓

“5” by Junichi Yamaoka

 

今回、5ということで、私の開発しているFloating Pixelsという、浮遊する粒が集合して、数字を表示する作品を使って表しました。

こちらは作品のキャプションです。

 

Floating Pixelsは、実体のあるピクセルが、集合・拡散することで情報を表示します。磁性を持つピクセルは、水面を浮遊して、磁力により集合して成形します。これまでの画面の中に留まっていたピクセルは、実体化することで、実世界に溶け込み、人と直接触れる対話を実現することができます。
https://futurecrafts.kmd.keio.ac.jp/floating-pixels/

 

 

浮かんでいる球体の素材としては、3Dプリンタ用の磁性のフィラメントを使ってます。浮かぶように、中空構造になってます。

粒を集めるための機構は、水槽の下に、磁石が配置されていて、それらを動かして制御します(権利の関係上ちょっとお見せできなくて、すみません)

大型のものを構想していたり、今は日本テレビR&Dラボと共同研究で、未来の日常で溶け込むような新しいディスプレイ技術として研究開発してます。

もし、こういう場面で使ってみたいとか、面白い利用方法などありましたらご連絡ください!
Twitter:https://twitter.com/FutureCraftsPj

 

 

作者紹介

山岡 潤一
研究者・アーティスト。慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 専任講師。 マテリアルの特性に着目した、インタラクティブメディア、デジタルファブリケーションに関する研究を行う、Future Crafts プロジェクト主宰。
https://futurecrafts.kmd.keio.ac.jp/