FabLab SENDAI – FLATでは、自分に合ったデジタルテクノロジーとの付き合い方や使い方を見つけるためのレクチャーシリーズ『TOPPING』を開催します。自分のやりたいことをソフトウェアやマシンの機能に無理やり合わせるのではなく、興味や好奇心を起点としてテクノロジーと付き合っていく。その一歩を踏み出すための短期集中型オンライン講座です。
〈『TOPPING』についてはこちら:https://fablabsendai-flat.com/2020/08/08/topping_info/〉
様々なデジタルテクノロジーを学習できるメインクラスは、5つのコースで構成されています。
今回は、『Sculpting by Digital:デジタルテクノロジーによる彫刻・立体造形コース』の内容を詳しくご紹介します。
なにを学べるの?
TinkerCadとは?
Autodesk社が無償提供する3Dモデリングツールで、特別なソフトウェアをインストールすることなく、Webブラウザ上で使用することができます。つみきのように、ブロック状のパーツを組み合わせて様々な3Dモデルを作成できるなど、そのポップな見た目から「子供向けのソフトウェアじゃないの?」と思われがちですが、パーツの組み合わせ方次第では複雑な形状を作ることも可能です。
TinkerCadでのモデリングのデモ映像がこちら。
形状の足し算や引き算を行うことで、複雑な形をモデリングしています。既存の3Dモデルを読み込み、そこに自分でパーツを付け足すなど改変することもできるので、必ずしもゼロから3Dデータを作る必要はありません。
TnkerCadの活用事例
韓国のエデュケーター、クリエイターであるEunnyさんは、TinkerCadを用いた作品やその制作方法を数多く公開しています。こんなふうにブラシ状のものを作るなど、3Dプリントの特性を生かしたユニークな作品ばかり。
こちらのページでは、制作された3Dデータの一部が公開されています。https://www.thingiverse.com/eunny/designs
ZBrushCoreMiniとは?
Pixologic社が無償提供する3Dモデリングツールで、多くのCGクリエイターも使用するZBrushの簡易版です。
ZBrushCoreMiniでのモデリングのデモ映像がこちら。
画面上に表示された球体や直方体を削ったり肉付けするなどして、3Dモデルを作成していきます。既存の3Dデータの読み込みができないなど使用できる機能はかなり制限されていますが、3DCGに初めて挑戦する方にとってはその概念を学びやすいソフトウェアです。
ZBrushCoreMiniの活用事例
まるで粘土のようにモデリングをすることができるので、頑張り次第ではこんなクリーチャーを作ることもできます。
3Dデータを書き出せば、3Dプリントすることももちろん可能です。
これから初めて3Dモデリングに挑戦してみたいという方に非常にお勧めのコースです。「パソコンにあまり慣れていない…」という初心者の方も大歓迎ですので、これから新しいことにチャレンジしたい方、ご自身の作品の幅を広げたいという方はぜひご参加ください!
〈お申し込み方法等はこちら:https://fablabsendai-flat.com/2020/08/08/topping_info/〉