全世界のFabLabが同時開催するデジタルファブリケーションの基礎から応用を網羅する授業
FabAcademyの2018年度の受講申し込みが12/25に締め切りとなります!
FabLabSENDAI-FLATも受講可能ラボですので、興味のある方は是非お話だけでも聞きに来てくださいね
以下、ファブアカデミーの内容を記載致します、原文を読みたい方はこちら
ファブアカデミーはデジタルファブリケーションを基礎から応用までを教えます
ファブアカデミーの役割とは、初心者を教え、導き、技術的なトレーニングを経て世界的なファブラボネットワークの中へ参加し、活躍できるようにすることです
アカデミーの講師陣も同じようにトレーニングを重ねてきました
コースは短期間(通常は19週間)ながらデジタルファブリーケーション、エレクトロニクス、モールディング&キャスティング(型取りと鋳造)、コンポジット(複合材料)など様々な技術と触れ合いながら技能を習得できるまたとない機会です
卒業までの道のりは決して簡単なものではありませんが、その苦労に値する経験と知恵をえることができるでしょう
アカデミーのはじまり
ファブアカデミーはファブラボでの実践的なスキルを教えられるように組まれています。もともとはMITのCBA(センター•フォー•ビット•アンド•アトモス)で始まり、現在では世界500ヶ所以上のラボが参加しているプログラムです。ファブアカデミーの指導方法は、ニール・ガーシェンフェルド教授が教えるMITで最も人気のあるラピッドプロトタイピング講座”How To Make (almost) Anything” (“ほぼ”あらゆるものの作り方)をベースにしています。
アカデミーのしくみ
– プログラムは1月の半ばから6月の終わりにかけて開催されます
– 毎週ニール・ガーシェンフェルド教授が異なるトピックについて世界同時講義を行います
– 現地のラボにいるインストラクターが、その週のトピックについての実習を行い、学生に毎週の課題を達成できるように実践的な知識を教えます
– ローカルもしくはグローバルな授業で触れた内容をすぐ自分でも試し、課題に取り組めるように学生はラボの素材、設備、マシンを使うことができます。全ての素材費は受講費用の中に含まれています
– すべての学生は自分の進捗をFab Academy Archive内にある、個人ブログにまとめていきます
– 学生は毎週ごとの課題と並行して、アカデミー内で学んだ全てのスキルを組み合わせた個人的なファイナル・プロジェクトに取り組みます
– 全ての課題とファイナル・プロジェクトを完了した学生には、国際的な成績評価を経て、卒業証書が授与されます
何が学べるのか?
手短に言うと:デザイン、デジタルファブリケーション、電子工学、情報工学そしてそれらをどうつなぎ合わせるか。
毎週水曜日のファブアカデミーの講義は毎回異なるトピックに焦点を当て、デジタルファブリケーションに関する様々な情報が世界中から集まります:
– デジタルファブリケーションの基本と応用
– プロジェクトマネジメント
– コンピュータ•エイド•デザイン(CAD)
– コンピュータ制御カッティング
– 電子回路製作
– 3Dスキャン / 3Dプリント
– 電子回路設計
– コンピュータ制御切削
– 組み込みプログラミング
– メカニカルデザイン
– マシン設計
– 入力装置
– 3D型取り / 鋳造
– 出力装置
– コンポジット
– ネットワーク / 通信
– インターフェース / アプリケーション開発
– 発明 / 知的財産 / ビジネスモデル
– 応用と実装
– ファイナル・プロジェクト発表
どんなマシンの使い方を学べるのか?
– コンピュータ制御のレーザーカッタを使い、平面的なパーツで立体的な構造をプレスフィットで組み上げる。
– 4×8板サイズの大型CNCルーターで家具サイズの(もしくはもっと大きな)パーツを作る。
– カッティングマシンによる印刷用マスク、フレキシブル電子回路、そしてアンテナの制作方法を学ぶ。
– 卓上サイズの高精度(ミクロンレベルの解像度)切削機で3次元の鋳造用型と表面実装基盤を作る。
– 3Dスキャナーと3Dプリンタ
– マシンの具体的な型式(テスト済み、購入を推薦するが絶対に同じものを揃える必要はない)についてはFabLabインベントリーをチェック
Fab Academyをはじめる前に知っておくべきことは?
コンピュータは問題なく使うことができ、コースで議論されるトピックのいくつかについてはあらかじめ知っている事が望ましいです。グローバルセッションと何回かのローカルセッションは英語で行われます。ラボの中にはアカデミーのスピードに追いついていけるよう授業開始まえに準備授業を実施しているところもあります。
どこで受講できるの?
ファブアカデミー実施期間中、学生はプログラムを実施するために必要な素材と設備を持っており、実施ラボとして登録している(ノードになっている)ファブラボで授業とローカルセッションに参加する必要があります。幸運にも、現在ファブラボネットワークは世界中に広がっており、近場で受講可能なラボを見つけることができることでしょう。以下の国にはファブアカデミーノードがあります:オランダ、スペイン、イギリス、アイスランド、フィンランド、イタリア、フランス、チリ、メキシコ、ペルー、コロンビア、エクアドル、インド、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、中国、韓国、日本、台湾、イスラエル、ロシア。FabAcademy2018のより詳しいリストを見たい方はこちらへ:http://fabacademy.org/fab-academy-nodes-2018/
どれくらいの時間が必要?
最低でも週16時間以上はアカデミーのために確保するべきですが、未知の分野が課題であったり、コースに没頭したかったり、とても意欲的だったりすると費やす時間ははるかに増えます。
受講料
ファブアカデミーの受講料は5000USDまたは5000EURです。どちらの通貨を採用するかは各ラボによって異なります
受講料は以下の費用を含みます
* 全ての基礎授業のための素材
* 一生アクセスでき、メンテナンスが保証されているFabAcademyアーカイブの個人領域
* FabAcademyのビデオ会議システム(MCU)と学部へのライブアクセス権
* 全てのレクチャーとレビューの録画データへのアクセス
* 週15時間のラボ利用と個別テクニカルサポート
* ラボの道具と設備の使用料
* ファブラボ国際会議とファブアカデミー卒業式への参加(卒業できた受講者のみ)
* 受講中、AutodeskとSolidworksの指定ソフトウェアは無料で使用可能
* ファブアカデミー卒業生グループへの永続的なアクセス
奨学制度
いくつかのローカルラボでは一部または全額を補助する奨学金制度を実施しています。多くはラボへの貢献•労働の対価として申し込むことができます
認定/評価制度はあるの?
デジタルファブリケーションの基礎と応用を学び、十分に課題を終えているかを世界に点在している国際評価委員会が評価し、卒業証書を発行します。単一のトピックだけを受講する学生も課題を達成すれば、トピックごとに受講証明書を受け取ることができます。
FabAcademyの受講が就職につながる?
多くのFabAcademy受講者が卒業後に良いキャリアチャンスを得ています。市場では優秀なデジタルファブリケ−ショーンのエキスパートそしてファブラボマネージャーの需要が増えており、さらにFabAcademyで学べる知識は多くの領域で必要とされるラピッドプロトタイピングに活かすことができます。卒業後、ローカルに生産されたプロダクト、おもちゃを販売したり、技術トレーニングやコンサルティングを行うビジネスを立ち上げる人も少なくありません。
http://jobs.fabeconomy.comでは、実際に国際的なファブラボネットワークより集まった求人リストを参照することができます。
お問い合わせ先
FabAcademy 国際事務局への問い合わせ : coordination@fabacademy.org
FabAcademyへの入学に関する問い合わせ : admissions@fabacademy.org
ファブラボへの問い合わせ : www.fablabs.io/labs
Fab Foundation : info@fabfoundation.org
申し込みフォーム
学生としてFabAcdemyに申し込み : https://form.jotformeu.com/71832813940356
※申し込む前にFLATに来て頂き、直接担当者とお話することを強くお薦め致します
担当者:大網 takumaoami@flatjp.com
ノード(Fab Lab)としてFabAcdemyに申し込み : 2018年のノード登録は修了しました