こんにちは、スタッフ小野寺です!
6月24日(金)に、早稲田大学 岩本尚也さんによる『ステンドグラスでつくる,キャンドルホルダーワークショップ』を開催しました!

岩本さんは、自身の研究分野であるコンピュータグラフィクスの知識をデジタルファブリケーションに応用した、「立体ステンドグラス制作支援ツールの開発」に取り組まれていました。そして、そのプロジェクトが2014年経産省フロンティアメイカーズ事業に採択され、私たちFLATスタッフがその成果報告会にお邪魔したことが出会いのきっかけです。昨年には、短期インターンとしてFLATの活動にも参加していただきました。

 

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当日は7名の方々にご参加いただきました。
はじめに、岩本さんより現在のご自身の研究内容についてお話いただいたのですが、みなさん普段あまり触れることのないコンピュータグラフィクスの世界に興味津々のご様子。デジタル技術を用いたステンドグラス作品には感嘆の声があがっていました。

 

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ワークショップでは、9枚のガラスを組み合わせてキャンドルホルダーを作っていきました。完成したときにどんな作品になるか想像しながら、好きなガラスを選んでいきます。

 

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使うガラスを決めたら、その縁に銅テープを貼り付け。こうすることで、ガラス同士をはんだで接着することができるようになります。

 

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銅テープは、割り箸で押さえつけるようにするときれいに貼り付けられるとのこと。これだけでもとても素敵です!

 

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銅テープを貼ったガラスは、マスキングテープで固定しながら仮組みをします。完成形に近づいてきて、みなさん徐々にワクワクが高まってきているご様子。

 

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仮組みができたらいよいよはんだづけ!

 

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慣れない作業に四苦八苦しながらも、黙々と作業を進めていきます。

 

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終盤に差しかかる頃には、みなさん慣れてきたのか「楽しくなってきた!」との声も。

 

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組み立てが終わったらめっき液で洗浄をしたら作業完了です!

 

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みなさんの作品を並べてキャンドルに火を灯し、ライトを消すと…

 

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きれーーーい!!!
部屋のライトを消した途端に、あまりの美しさに歓声が湧き起こりました。お部屋に置いたらとても癒されそうですね!

ちょっとしたガラスの組み合わせ方の違いだけで、作品の印象がガラッと変わるので「今度はあの色の組み合わせで作りたい!」とお話されている方がいらっしゃったり、「ガラス以外にもこの技法が使えるのでは?」などというアイディアがでてきていたりと、みなさんの創作意欲が非常に掻き立てられているようでした。

デジタル技術だけではなく、こういったアナログな手法についても学んでいくことで、また新しいものづくりや実験につなげていけたらいいなと思っています。

今回ご参加いただいたみなさま、講師の岩本さん、本当にありがとうございました!