どうも、スタッフ大網です。
最近FLATの近くにある、気さくな店主とおいしいイタリアンジェラートのお店“BRIO”さんから、こんな缶を頂きました。
IZZO(イッツォ)というコーヒー豆の会社の空き缶で、フォルムが気に入り、お願いして譲って頂いきました。
早速、ラボに持ち帰りこのIZZOという会社を調べてみると…
“IZZO社は、イタリアはナポリ近郊、ポンペイ遺跡の近くにあるエスプレッソコーヒーの会社。創設者のイッツォ氏は自分で豆をブレンド•焙煎するだけでなく、自分の豆でエスプレッソをいれるために最適なマシンを自身で開発した。”
とのこと、なかなかにDIY精神あふれる起源を持つ会社ですね。
ますますこの缶を使って何か作りたいと思い、シンセサイザーを作ることにしました。
だって、このメタリックなボディーと青いラインがピコピコ音を出す楽器のケースに最適に思えてしまったんですもの。
ネットで調査すると、今回の目的にピッタリなチュートリアルを電子工作界のアディダスこと“sparkfun”が公開していたので、参考にさせてもらいました。
そうと決まれば缶の上部を、金切りバサミを使って切り取ります。
バコッと空きましたね、
この空いた部分から電子回路やらコードを入れ、スイッチやツマミがついたフタをします。
次にフタの部分の下地がむき出しなのは嫌なので、木目シートを貼り付けます。
スイッチやLEDがはまる部分の木目シートを切り抜き、フタに部品をはめていきます。
電子部品同士をコードでつなぎ合わせるために、はんだ付けマラソンです。
ちなみに配線の数は、下の写真の3倍くらいになりました。
3Dプリンタとレーザーカッタで中身を固定する台座を作り、各パーツをネジや接着剤で固定しておきます。あとで、また中身をいじるかもしれないので、分解しやすいように設計しました。
電源コードを繋ぎ、試運転。
ちゃんと光るものの、音が出なかったり、スイッチが上手くきかなかったりで、配線の見直しとプログラムの修正を少々。
そして、ついにその時が…
見た目の割に、けっこう攻めた音がなるようになりました。楽しい。
では里帰りという意味合いも込めて、BRIOさんに改造後の姿を報告しにいきました。
写真奥にうっすら見えるのが、この缶の本来の使われ方です。
もう、あの頃には戻れない…
店長さんにも、遊んでいただきました。
素敵な缶と、いつも美味しいジェラートをありがとうございます。
なにか作る時に、素材を通販で揃えることがほとんどなのですが、
素材にもともと由来だったり、ストーリーがあると、より愛着や価値が生まれたて楽しいですね。
またチャンスがあれば、シンセサイザーをあと2台は作りたいなと思っています。
この1台目はいつでも工房にあるので、FLATに来た方はお声かけていただければ遊べます。
それでは!
今回、お世話になった方々
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GELATI BRIO
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