Introduction
自己紹介

僕の名前は入江信之介です。Macの予測変換では出ないのがネックな名前です。経験上、年上の方にウケのいい名前です。現在、九州大学芸術工学府のデザインストラテジーの修士1年生であります。研究室はインタラクションデザインです。その中でも、僕はウェアラブルデバイスに興味津々で、大学院でもオープンなウェアラブルデバイスの開発しています。(なかなか道が果てしないですが…)好きなものは照明です。他にも、インスタレーションやメディアアート的なものをちょくちょく作ったりしてましたが、最近ではwebサイトの制作などが多いような気がします。

profile

Related Works
なぜFabLab SENDAIのインターンに行くことになったか

僕は卒業研究でオープン化を目的としたウェアラブルデバイスの制作を行いました。その時にオープン化という概念を調べていく中でオープンデザインやFabLabなどを知りました。そして、時は流れ、1月…新年となり、いよいよ卒論も追い込み時。その時僕はある人と出会ったのです。彼の名は大網拓真。僕の3個上の先輩で修士論文を書くためだけに僕の住む街福岡にやってきたのです。そして、なんと彼はFabLabで働いていると言うではありませんか。大網さんに会ったのは実際のところ2週間くらいでしたが、深夜に急に霧を発生させたり、飲み会に行って朝起きると、片足がべちゃべちゃだったり、今まで退屈だった研究室での生活が嘘のようでした。
その後、僕が修士1年となってしばらく経った頃、インターンのお誘いを受けたので、二つ返事で行くと言って現在に至ります。

Methodology
FabLabで作ったもの

・Westin Hotel Sendai「Art Showcase」出展作品の制作

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仙台到着初日、豪雨の中で僕はFabLab SENDAIに向かった。でも、駅からタクシーで行ったから問題ない。と思いきや、裏(当時は分からなかった)で降ろされてしまったので、結局ぐるぐる回って行く間にびしょ濡れになった。工房に入って早々、僕はパーツの組み立て作業を任された。風立ちぬで二郎の初出勤のシーンを思い出した。ワクワクした。次の日も、同様の作業をこなした気がする。そして次の日から韓国に行き、東京に行き、暫くいなかったので一回休み。
福岡に帰ってくることを帰福と言いますが、宮城はなんと言うのでしょうか。とりあえず、仙台に帰ってきてからも製作のお手伝いをしました。文字だけ見ると中々大変そうですが、僕は不毛な会議を何回もするよりも、手を動かしてバンバン作っていたい人間なのですごく心地が良かったです。福岡で会議に参加しなかった結果、若干はぶられていますが。笑
製作が終わった後に行った、馬刺しが最高でした。僕が熊本で食べた馬刺しは馬刺しじゃなかったのかもしれません。いや、仕事終わりという最高のエクスペリエンスがスパイスになっていたのかもしれません。発言がアホっぽいですね。笑
facebookで「回してるのが僕です」とシェアさせていただいたので、知り合い達から、「君が回してるやつ良かったよ」などお褒めの言葉をたくさんいただいたので、すこぶる良かったです。

・ウェアラブルデバイスの製作

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こちら僕が今回のインターンで作ろうと思っていたウェアラブルデバイスの進捗状況になります。littleBitsのようにセンサーを繋ぎ合せて一つのデバイスとして扱うことのできる装置を目標に製作してました。一応マグネットのコネクタ部分はできました。しかし、途中から無心で槍を作り始めたので、肝心のセンサー部分はまだまだといった状況なので今後進めていきたいです。

コネクタのデータはしれっとThingiverseにあげてます。
http://www.thingiverse.com/thing:1028373

・真田幸村の槍の穂の製作

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仙台には伊達武将隊という地域の観光促進を目的とした武将隊がいます。※1 僕は歴史が好きです。塾のバイトで日本史を教えてたら、熱くなりすぎて泣くくらいです。中でも戦国時代が好きで、関ヶ原では西軍、大坂夏の陣では豊臣方が好きです。つまり、徳川家康が嫌いです。笑 そして仙台の皆さんには申し訳ないのですが、伊達家は東軍なので好きじゃないです。しかし、この伊達武将隊には真田幸村がいるんです。日本一の兵がいると聞いて僕は絶対に会いに行こうと思ってました。しかし、この真田幸村にはあるものが欠けていたんです。それは彼が好んで用いたとされる十文字槍。ゲームなんかでも真田幸村はみんな十文字槍を持ってるくらいイメージの強い武器です。今回お話をいただいたのは、その十文字槍を献上しないかというプロジェクトでした。このプロジェクト今まで生きた中で一番楽しかったです。街にもきっと貢献できたので双方向ハッピーエンドだと思います。

製作過程はこちらにまとめております。
http://fabble.cc/shinnoske0727/yukimura
ぜひ、ご覧になってください。

久々に体を張って変なことをした気がします。仙台城址にも2度ほど行けたのでホクホクです。岩出山城と塩釜港にも行けなかったのが心残りです。

・YMMFでのマペットの製作

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槍の製作とほぼ同時期にYamaguchi Mini Maker Faire ※2 に出店するための、マペットを大量に作成しました。山口まで同行させてもらうために、僕は誠心誠意を尽くしました。縫い物は久しぶりでしたが相変わらず下手かったですが、一針一針に魂を込めました。しかし、やっぱり下手だったので、何回もやりなおしました。玉留めの早業や、縫った布をひっくり返す裏技など久しぶりにたまげました。山口までの道中ですが、助手席に座ってるだけで、何もしなかったです。申し訳ないです。罸が当たったのか、おばあちゃんに買ったお土産どっかに行きました。ポジティブに考えると、また仙台に行く大義名分ができたので良しとします。僕のマペットは現在、研究室のドアの守護神をやっています。

Result
インターンを通じて思ったこと

僕は約1ヶ月間のインターンで、
FLATのスタッフの皆さんは僕より、いい意味で変な人だったなと思います。だからでしょうか、本当に居心地がよかったです。また、FabLabとしても、ものづくりをする人達の交流の場として地域の皆さんから大切にされているなと思いました。僕の大学にあるFabLabもこんな風になればいいのになと思ったので、それに見合う活動を今後していきたいと思います。

また、自分自身の活動としては純粋にものづくりに溺れることができたと思ます。ものづくりしてたら1日が終わってるという感覚にすごく充足感を得ました。やはり、ソフトウェアよりハードウェアの方がワクワクします。そして、もう一つ当たり前のことなんですが、道具を使った後に片付ける癖がちゃんと身についたと思います。自分の周りは相変わらず汚いですが…今後は自分の研究室をちゃんと綺麗にしようと思います。ツールボード作ろう…うん。ちなみに研究室に帰ると何故か砂だらけでした。

Acknowledgment
謝辞

小野寺さん … 小野寺さんには終始見透かされてるような気がして、この人には叶わないなと思っていました。ですが、言葉の一つ一つにパンチが効いてて語録あったら欲しいなと思いました。FabLab SENDAIのリーサルウエポンとして今後も益々の繁栄お祈りしています。またインターン行きたいです。

大網さん … インターンシップに誘っていただき、本当にありがとうございました。こんな貴重な体験ができたのも全てあなたのお陰です。大網さんには仙台で行きていく上で非常にお世話になりました。今後も無事にあの場所に住めるようにお祈りしておきます。

益田さん … 益田さんにはマシンの使い方から宮城の観光情報まで教えていただき感謝しております。ですが、やはり真田幸村の槍献上のプロジェクトではとてつもなくお世話になりました。今後も鍛冶職人として腕を振るっていきたいと思います。真田幸村のパンツはここぞと言う時に穿きたいと思います。ありがとうございます。

Appendix
付録

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※1 「奥州・仙台 おもてなし集団 伊達武将隊」 http://www.datebusyou.jp/
杜の都・仙台の魅力を広めるため、仙台藩祖である伊達政宗公と家臣団で結成された伊達武将隊。現在、日本国内・海外にも仙台をPRするために日夜出陣中!(公式HPより引用)

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※2: 「Yamaguchi Mini Maker Faire」 http://ymmf.ycam.jp/
2006年にアメリカでスタートしたMaker Faireは、ものづくりを行う個人、機関、企業における「作り手」の発表と交流の場として、技術を使った斬新なアイデア、ノウハウを共有するだけではなく、ものづくりの素晴らしさや楽しさ、創造性を、大人から子どもまで気軽に楽しめるイベントです。これまでに日本を含む世界131ヶ所以上で開催されてきました。今回開催する「Mini Maker Faire」は、これを地域のコミュニティが主催するもので、西日本では2013年にYCAMで開催して以来2度目の開催となります。本イベントは、山口を中心とする幅広い地域の技術者や開発者、教育機関や企業が集い、それぞれの展示や発表をおこなうことで、〈ものづくり〉を通じた交流をおこなうまたとない機会です。(公式HPより引用)

Staff comment
スタッフからひとこと

icon益田100x100 入江くん、約1ヶ月のインターンお疲れさまでした。韓国のハッカソンも引き続きがんばってください。

icon大網100x100 良いアクシデントが満載だったインターンシップだと思います。また、突発的にモノつくりましょう!

icon小野寺100x100 二郎の鯖の骨のように、ものづくりのヒントが1つでも見つけられていたらいいなと思います!がんば!