こんにちは、スタッフ小野寺です!
FabLab SENDAI – FLATでは、4月から『Material Finishing Workshop』という新しいワークショッププログラムが始まりました。このプログラムでは、レーザーカッターや3Dプリンタを使って作られた造形物の“仕上げ方法”を学んでいきます。
第1回目の今回は、 神奈川県鎌倉を中心に世界で幅広く活動をしていらっしゃるKULUSKAのお二人をお招きし、レザークラフトの仕上げ技法についてレクチャーをしていただきました!
当日は、お二人がこれまでに作られたスリッパなどのプロダクトのほか、机いっぱいにレザークラフト用の道具をご用意いただきました。見たことはあっても使い方が分からないもの、初めて見るものなど、たくさんの種類の道具が並びます。
はじめに、KULUSKAのお二人よりこれまでの活動や、自身のオープンデザインに関する取り組みについてご紹介いただきました。
KULUSKAのお二人は、『1.つくりやすいものづくり/2.旅するものづくり/3.ソーシャルなものづくり/4.みんなのものづくり/5.そだてるものづくり』という5つの軸をテーマに、プロダクトの開発やワークショップの開催に取り組んでこられました。そのなかで、『旅するデザイン Open Design Project』という、世界各地を旅しながら、現地にある素材を使用して、地域の人と共にアイデアをかたちにするプロジェクトを展開しています。
元となるデータがひとつあれば、少しデータを改変するだけで、すぐにオリジナルの作品をつくることができます。ですが、レーザーカッターなどのマシンを使った素材加工だけでは、どうしても完成度の高いものにはなりません。そこで、かたちを作るだけではなく、自分の手で仕上げ作業をすることの大切さを実感していただけるような学びの機会を設けたいと考え、KULUSKAさんと一緒に今回のワークショップを企画させていただきました。
ワークショップでは5種類のレザータグをご用意しました。それぞれ自分の手で仕上げ加工をすることで、オリジナルの“仕上げサンプル帳”をつくることができます。
基本的な加工方法から、レーザーカッターを使用した際のレザーの扱い方のコツなど、幅広い仕上げ方法について教えていただきました。
参加者のみなさんにも実際に手を動かしていただくことで、仕上げ方法による完成度の違いを実感していただけたのではないでしょうか(^^)
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今回のワークショップで学んだ内容については、下記のページに情報をまとめています!
『レザークラフトの仕上げ技法を学ぼう』http://fabble.cc/fablabsendai/mfw150429
今後も『Material Finishing Workshop』では様々な分野のゲストをお招きし、素材の仕上げ方法についてお教えいただき、その情報をどんどん蓄積していく予定です。
次回もどうぞお楽しみに!