こんにちは、スタッフ小野寺です!

株式会社郷自然工房 工房長の佐藤和也さんにご協力いただき、3月21日(土)『はじめての拭き漆(ふきうるし)Vol.1 〜実践の会〜』を開催しました!(『学びの会』の様子はこちら:https://fablabsendai-flat.com/fukiurushi_150307/)

今回の『実践の会』では、市販の木地(塗装をする前の白木のままの器物など)を使い、佐藤さんにご指導いただきながら漆器をつくりました。

 

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まずは、木地の表面の毛羽立ちを抑えるやすりがけ作業です。

 

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今回は、みなさんそれぞれお好きな木地をお選びいただいたので、ものによってやすりがけの仕方やポイントが異なります。どれだけきれいにやすることができるかどうかで仕上がりが決まるので、みなさんとても集中して作業に取り組まれていました。

 

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やすりがけが終わったらいよいよ拭き漆作業に入ります。はじめに佐藤さんに実演をしていただき、作業のコツや注意点についてご説明いただきました。

 

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漆がうっかり肌に付着してしまうとかぶれる可能性があるため落ち着いて作業をしなればならないとはいえ、“漆”を扱うというワクワク感からみなさん笑顔が絶えず、終始和やかに会は進んでいきました。

 

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一度拭き漆作業をした木地を、段ボールで作った簡易室(むろ)で休ませました。写真左が作業直後のもの、右が1時間ほど休ませて漆が硬化したものです。同じ作業回数でもこんなに色に違いが出るのだということに、参加者のみなさんはとても驚かれていました。

 

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ワークショップ当日は、計2回拭き漆作業を行ない、そこから2〜3日時間を空けて最後の作業を行なっていきます。

 

使えば使うほど色艶が増していく拭き漆。

みなさんの漆器がどんなふうに仕上がっていくのかとても楽しみですね!