こんにちは、スタッフ大網です!
12月5日に『“赤外線学習リモコン”を作って遊ぼうワークショップ』が開催されました。
ファンアウト仙台の星さんが開発した、他のリモコンの電波を覚えて同じ電波を出せるようになるリモコン、つまりテレビのリモコンの電波を覚えたらテレビの操作ができ、エアコンのリモコンの電波を覚えればエアコンの操作ができるようになるという万能リモコンを作ろうというワークショップでした。
説明だけ見ると作るのがすごい難しそうですが、星さんのキットはとても丁寧に作りこまれていて、
はんだ付けができなくても、電子回路が分からなくても組み立てられるように親切な説明書が入ってます。
星さんも組み立て方を説明してくれますが、早い人は説明書を見て自分のペースでドンドン先に進めます。
ブレッドボードというハンダづけ無しで電気回路を組み立てられる板の上に、どこにどの電子部品を挿し込めば良いのかプリントしてあるので簡単にパーツを組み合わせていけます。
大人子供関係なく、みんな黙々と作業に没頭してます。
仕上げに操作ボタンを出すための穴をケースに開けます。
ケースに組み立てた回路を入れて、完成!
早速、扇風機やテレビのリモコンの信号をコピーして操作できるかテスト。
スイッチを押すと . . .
動いた!
扇風機は回り、TVはEテレを写すぞ!
これで、お父さんが野球中継を見ててもアニメ見放題だ!
家電が動くだけでもスゴいのに、星さんさらに楽しめるものを仕込んでました。
それがコレです↓
このスピーカー達、リモコンから発せられる赤外線信号に反応して、
ゲームでコインを取った時の“チャリーン”とか、新喜劇でよく流れる間の抜けたラッパの“パフッ”みたいな音を出してくれるんです!
なので、作った万能リモコンをコレに向けて使うと. . .
鳴る!
こっちは他の音!
うぉお!鳴らせ鳴らせ!
無条件で楽しい!音も6種類くらいバリエーションがあるので、とにかく楽しい!
そんな感じで、皆でケタケタ笑っていると参加者の一人の子がこんなことを言い出しました。
『これ、元のリモコンからじゃなくて他の学習リモコンが覚えた信号をまた別の学習リモコンでコピーできんのかな?』
なるほど!つまりオリジナルとなる元のリモコンの信号をコピーした学習リモコンが“子コピー”だとするなら、
その子コピーのコピーだから“孫コピー”ということか。
元のテレビのリモコンと子コピーのリモコンはテレビを操作出来る。
もし、孫コピーのリモコンでもテレビを操作できたら学習リモコン同士で信号を交換し合える!
なんという発想!面白いじゃないっすか!
コピーするとデータが劣化してしまうのでは?という不安はありつつも、とにかく実験!
学習リモコンから他の学習リモコンへテレビの電波をコピーして、テレビに向かって使ったところ. . .
動いた−!テレビがついた!
これで、元のリモコンはなくても電波を覚えた学習リモコンさえあればコピーがたくさん作れる!
子供たちが発見した広がりに大人もワクワクしました!
参加者全員がリモコンを作り終え、周りにある家電製品と音の鳴るスピーカーを遊び倒してワークショップは終了。
皆さん自力でリモコンを組み立て、使うところまでいけました。
星さんのワークショップはこのリモコンだけでなく、色んな内容でまた開催される予定なので。
気になる方はチェックしてみてください。ではでは。