こんにちは、スタッフますだです。
日本ツアー6日目は静岡県浜松市にあるFabLab浜松/TAKE-SPACEにやってまいりました!
浜松駅から車で移動すること約20分、のどかな田園風景が広がる住宅街にTAKE-SPACE/FabLab浜松はあります。
特に看板が出ているわけではなく、住宅地のど真ん中、というよりふつうの民家に隣接しています。
主宰の竹村さんのご自宅の農家の納屋を改装してつくられたそうです。
室内は入ってすぐメインのフロアがあります。
壁には今進行中のプロジェクトや実験についてのメモが一面に貼られています。
窓側の棚にはRepRap系3Dプリンタがずらり。
さらに奥へ進むと、電子工作スペースがあります。
中央のテーブルには主宰の竹村さんがFab Academyの卒業制作でつくった作品「a vending machine connected to internet」が。
中に入れたものを360°ぐるりと写真を撮ることができて、実演販売ができるそうです。
最後は切削機があるスペースです。
金属加工が可能なのはとてもうらやましい!
ちなみに、切削機横の道具棚でこんなものも発見しました。
大網 「わー!これ懐かしい!昔のトランシーバーじゃないですか!」
竹村さん「これもう動かないんだけど、懐かしいし ” 007 ” っていう名前が格好いいから残してたんだよね」
大網 「いい!これ格好いい!!すごい格好いい!!」
竹村さん「でしょ〜?」
大網 「え〜!これめっちゃいい!めっちゃいい!これ写真撮って!」
益田 「……………」 パシャッ
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一旦外に出てから2階のテラスに上ってみました。
メンバーに「ゲル」をつくる方が居るので、ここでゲルを建てることもあるそうです。びっくり!
また、テラスから入れる小部屋にはテキスタイルに関するマシンが集約されています。
女性メンバー2人が今一生懸命内装を整えているそうです。
浜松は男性メンバーが多く女性が少ないらしく、このテキスタイル部屋にもっと女性を呼び込みたいとのことでした。
仙台はクラフト系のワークショップが多く、浜松は溶接などのワークショップが多いらしいので、浜松と映像で中継しながら交換ワークショップができればいいなあと思います。
(それにしても奥のマネキンとても気になる…)
一通り内部を見学させていただいたあと、TAKE-SPACEのみなさんに新米のおにぎりと手作りの月餅をごちそうしていただきました!
しかもこちらの月餅、切削機でつくったファブラボロゴ入りの型でつくられています!すてき!
そしておにぎりと月餅を頂きながらTAKE-SPACEのメンバーさんが取り組んでいるプロジェクトや、今後の方向性に点いてお話を伺っていたところ、主宰の竹村さんが急に「じゃあ、散歩行きますか」と一言。困惑する我々をよそにおもむろに庭先に出たかと思うと、「好きな乗り物選んでね」と指差す先にはシルバーカー2台とスケートボードが。
乗りました。
真っ暗で何があるのかさっぱり分かりませんでしたが、住宅地と竹やぶと畑を通った気がします。
そういえば素材に竹を使ってみたいと仰っていたようなので、もしかするとあの竹やぶの竹のことだったのかもしれません。
ちなみにこちらのシルバーカーは、故障してしまったものを譲り受けて自分たちで直したそうです。すごい!
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散歩から戻ったころには既にすっかり日が暮れてしまっていたので、屋外にある作品がきちんと撮影できなかったのが無念です…。
ライトが当たる範囲で撮影できたものだけご紹介させていただきます。
「チャリガリコ」:自転車のペダルを漕ぐことによってかき氷をかくマシン
⇒「ガリコ」製作記 http://www.take-space.com/?p=1962
今年の夏はイベントで大人気だったガリコ!わたしも漕いでみたかった…!
「バッドポット」:映画「ダークナイト」でバッドマンが乗っていたバイクを模した自転車
マスクとマントを貸していただき、実際に跨がらせていただきました。
金属加工ができるとこんなこともできるんですね!
FLATではできない金属加工をTAKE-SPACEにお願いしたり、TAKE-SPACEには無い素材として漆や乾漆シートを提供したり、技術や素材の交換をしながらものづくりが出来ればなあと思いました。ゆめが広がりますね!
次はFabLabつくばです!