どうも、スタッフ大網です。先月、福岡は太宰府で行われた日本ファブラボ会議に参加してきました。
ファブラボ太宰府のオープンに合わせて開催された日本会議は今年で第2回目となり、全国各地からファブラボ関係者が集まって今後のコミュニティのあり方などについて話し合いました。太宰府オープンと日本会議の様子は以下2つのページにまとめられてます。
実は会議の後、そのまま直帰せずにせっかくの機会なので福岡から仙台まで各地のラボを巡りながら戻ってきました。
合計で5ヶ所のファブラボまたはメイカーズスペースを見学させてもらいました。
今日からブログでそれぞれの場所について紹介していきます!
シリーズ第1回目はココ。
博多にあるメーカースペース、博多図工室です!
気さくなニート長(自称)の鈴谷さんが切り盛りしています。隣にはシェアオフィスがあり、人の出入りも活発です。
部屋をグルッと囲むように置かれている工作マシン達
その中に何気なく光造形3Dプリンタ”B9creator“がありました!
フィラメントを溶かして積層していくFDM方式よりもきめ細やかなモデルが出力できます。
博多図工室ではジュエリー作家さんがジュエリーの原型を試作するのに使っているとのこと。
もちろん一般的な3Dプリンタもあります。が、鈴谷さん独自の改良が加えられていて、パワーアップしていました。
メンテナンスだけではなく、マシンの性能を自分で上げていく、こうありたいものです。
(以下、著者の嗜好により技術的な内容が続きます。)
なかでも、特に鈴谷さんの腕が光っていたのがこちら、
レーザーカッタです。
機種は違うものの、Fablab仙台にもある中国製のレーザーカッタと同性能のものです。
これの欠点を洗い出し、内部の仕組みから改造、制御ソフトウェアもご自身でプログラミングしていました。
元々あった制御用基板を取り外し、フランスから取り寄せた基板を付けてマシンを動かしていました。
こちらのほうが元の基板よりも高速でコントロールしやすいとのこと。
その他にも、冷却用水をポンプで循環させるなど随所に工夫が見られるマシン。
さらに、この改造を通して得た経験を元に、博多図工室ではレーザーカッタを自作するらしいです。やりたい!
だいぶ技術よりのレポートになってしまいましたが、
3Dプリンタやレーザカッタを使って作りたいものを作るだけでなく、
自分が作りたいモノを作る為のマシン•道具を作るところから始める。
自分の道具は自分で作れる工房を目指しているという言葉通りのラボでした!
次回はfablab北加賀屋編です。