機材利用方法|DTFプリンタ

DTFプリンターとは?(DTF:Direct to Film)

特殊なフィルムに図柄を印刷した”転写シート”を作成してくれるプリンターです。“転写シート”に印刷された図柄は、布や木材など様々な素材に転写することができます。
DTFプリンターでは“ホワイトインク”を印刷できるため、黒などの濃い色の素材にも図柄を鮮やかに転写可能です。

[印刷から転写までの大まかな流れ]
①好きな図柄をパソコンに読み込み、DTFプリンターで特殊なフィルムへ印刷する。
②図柄を印刷したフィルムと、糊シートを熱圧着する。これで転写シートが完成。
③転写シートの不要な部分を切り取る。
④素材の上に転写シートを載せ、ヒートプレス(熱を与えながら圧をかける)して転写する。
⑤素材が冷めたら転写シートをはがし、図柄と素材に再度ヒートプレスをする。これで転写が完了。
(①〜②:FLATスタッフが対応します。/③〜⑤:ご自身でご対応いただきます。)

全体の流れを詳しく知りたい方は、こちらの動画をご参照ください。

※注意※

  • 耐久性が高いため洗濯を行えますが、転写の状態や素材の相性によっては、図柄が剥がれやすい場合もあります。
    (洗濯時は、図柄の転写面が裏にくるようにし、更にネットに入れると良いでしょう。)
  • 転写した図柄部分を引っ掻いたり引っ張ると割れる場合があります。
  • 熱圧着を行うため、熱や圧に強い素材にのみ転写可能です。
  • 転写した図柄に直接アイロンをかけると溶ける可能性があるため、必ずあて布等をしてください。
  • FLATで使用可能な熱圧着用ヒートプレス機は、面が平らなものです。(面のサイズ:約305mm × 380mm)
    https://www.amazon.co.jp/dp/B09M3JMFB2/
  • 素材への転写には家庭用アイロンも使用可能ですが、適切な温度や時間は機種や状況により異なります。
  • ページ最下部に掲載されていない素材への転写の可不可は、ご自身でお試しください。

1. 印刷可能な図柄サイズ

最大 横200mm × 縦285mm
(この範囲内であれば図柄を複数配置可能です。)

2. 転写可能な素材

[転写できる素材例](事前のテストをおすすめします。)
・表面が平滑で、あまり、伸び縮みしない生地
・綿、ナイロン、ポリエステル、革
・木材、コルク
・紙
・金属

[転写が不向きな素材例]
・撥水処理された素材
・凹凸の激しい素材
・熱で形状が変化しやすい素材

3. 利用料

1シート2,500円(税込)
・上記料金には、各種素材料、スタッフ対応料、ヒートプレス機1時間分の利用料を含みます。
・同じ図柄、異なる図柄で複数枚印刷する場合、どちらも1枚ごとに2,500円かかります。
・制作したシートをプリントする場合、1枚につき1時間まで無料でプレス機をご利用いただけます。
・(1時間を超えて利用する場合、シート以外のものをプレスする場合:1時間500円)
・使用するシートは「Forever Laser Dark (No-cut)Low Temp」です。
・シートサイズは「A4」のみです。あらかじめご了承ください。
(最大印刷可能サイズは「横200mm × 縦285mm」です。)

4. ご利用の流れ
※スタッフが操作を行います。

①FLATへ図柄データを送付し、印刷日を調整
info@flatjp.comへ図柄データと、印刷枚数、印刷希望日時をお送りください。必要なデータについては「5.図柄データについて」をご参照ください。
毎週水・金・土曜日10:00〜20:00のうち、スタッフが対応可能な時間帯にのみ印刷を行います。
印刷所要時間は最低30分程度ですが、枚数により変動するためデータ等確認時に目安の時間をお伝えします。
尚、枚数によっては印刷日当日中に全てお渡しできない可能性もあります。

②FLATスタッフが図柄をフィルムへ印刷・熱圧着
印刷日にFabLab SENDAI – FLATへお越しください。スタッフが細かな設定等を相談させていただきながら、印刷、熱圧着作業を行います。

③転写シートお渡し
完成した転写シートはその場でお渡しします。(お持ち帰り用のA4クリアファイル等はご持参ください。)
転写シートのお渡し時に、利用料をお支払いいただきます。
尚、素材への図柄の転写はご自身で行っていただきます。ヒートプレス機の利用を希望される方はスタッフへお申し付けください。

5. 図柄データについて

サイズ:印刷実寸大(最大 横200mm×縦285mmまで)
Adobe Illustrator等でのデータ作成時は、アートボードサイズをA4(210mm×297mm)に設定してください。
カラー設定:CMYK
解像度:300dpi以上
データ形式:ai、pdf、psd、png、jpg、bmp、gif、svg、tif
・データ送信時に、必ず「ホワイトインク使用の有無」をお教えください。
・図柄データ上でホワイトが使用されている箇所は、そのまま白く印刷されます。印刷をしたくない箇所は透明にしてください。(白色の濃度を変更することはできません。)
・1.0mm以下の細かい図柄はホワイトインクの下地がはみ出したり、プリントの欠け等が発生します。
・印刷設定では、ホワイトインク使用の有無のみを決めることができます。一つの図柄内で、箇所によってホワイトインク使用の有無を設定することはできません。(ホワイトインクを使用する設定にすると、全ての図柄の背面にホワイトインクの下地が印刷されます。)