こんにちは、スタッフ大網です。
ひょんなことから以前FLATで”もふもふiPhone毛ースワークショップ”を開催してくれたユーザーさんに
一味変わったハンダ付け+手芸を習ったので紹介します!
ハンダ付けというと、熱いハンダコテで柔らかい針金のようなハンダを少しずつ溶かしながら部品をくっつけていく
というイメージだったのですが、今回使うのは小瓶に入った黒いペースト。ハンダの細かいボールとフラックス(やに)が混じっているとのこと。
これを穴の開いた紙に爪楊枝でのせていきます。
全部の穴をペーストで覆ったあと、紙をペリっと剥がすと紙の下に電子基板がかくれていました。
紙に開いていた穴の位置にだけペーストが塗るための工夫だったのです。
ペーストがついたら、電子部品を基板にのせていきます。ペースト自体に粘り気があるので、小さい部品でものせやすいです。
そうして、すべての部品を基板にのせ終えたら、焼きます!
ええ、それはもう焼き肉のようにホットプレートの上で熱します!
冗談ではなく、これでペーストが固まって部品と基板が接着されるんです。
最初は黒色だったペーストが3分くらい経つと銀色に変わるので、そのタイミングで取り出して
プログラムを基板に書き込むと
光った!電子工作って焼き肉みたいにできるんだ!
今度は大勢で同時に焼いて箸で基板をつつきつつ、ワイワイやりたい
完成度を上げるためにもうひと頑張り。
もふもふな布を型紙に沿って裁断していきます
周りをちくちく縫いあげたら、
ケモノっぽいケースが完成!
中にさっき完成した基板を入れると、いい感じに青いLEDがボウっと光ります。
今回、使ったはんだ付けのテクニックは”リフロー”と呼ばれるもので、
基板工場では一般的な技術らしく、それを身近なもので実現するとこうなるそうです。
作る工程も楽しく、細かい部品を扱う時や同じ基板をたくさん作る時にも役立ちそうですね。