先日初回講習を受講してくださったメンバーさんが、今日早速試作品の制作にいらっしゃいました。
普段からグラフィックや手芸作品をお作りになっているそうで、今後レーザーカッターを使ってベニヤ板の木目を活かした作品をつくりたいとのことでした。イラストがとても鮮明に表現されていて素敵ですね!
ベニヤ板等のように箇所によって繊維の密度が異なる素材は、うまくカットが出来なかったり、彫刻の色むらができてしまったりと、MDFに比べると扱い方がやや難しいのです。
そこでこのメンバーさんは、「まず機材の性質をきちんと把握したい!」と、レーザーのパワーやスピードの数値を変えて何度も試作をされていました。どの程度数値に差を持たせれば彫刻の濃淡を表現できるのか、確実にカットをするにはどれくらいのパワーが必要なのかなど、とても熱心に研究に取り組んでいらっしゃいました。
切り出したパーツには全てこんなふうに数値をメモされていたり、彫刻濃淡研究ノートもお作りになっていましたよ。
こうやって加工方法の研究をすることで、できることがどんどん増えていき、作品の幅がますます広がっていきますね!