Advent Calendar(アドベントカレンダー)は、クリスマスまでの日数を数えるために使用されるカレンダーです。
FabLab SENDAI – FLATでも12月1日から12月25日にかけて、さまざまな方法で毎日数字を1つ作ってきました。
これまでの作品はこちら

2024年は第5回目のアドベントカレンダーチャレンジ!
今回は100円ショップで購入できる品々を、各種デジタル工作マシンでちょい加工していきます。


▼▼▼ 2024年1日目はこちら ▼▼▼

厚紙製のボックスに、UVプリンタでホワイト&グロス印刷

[材料]
ピローボックス(DAISO)
材質:紙
組み立て時サイズ:15cm × 7.5cm × 2.5cm
JANコード:4997642171198

[技術]
・データ作成:Adobe Illustrator
・UVプリント:Roland LEF-12

[作り方]

1.
UVプリンタは、通常のプリンタと同じようにカラー(CMYK)印刷ができるだけでなく、ホワイトとグロス(透明)インクによる印刷ができるという特徴があります。ホワイトとグロス印刷を行う場合には、図柄に特色(専用の色)を使用するため、以下のように3種類のデータをレイヤーを分けて作成しました。

2. UVプリンタに設置された捨て紙に、1.の「印刷ガイド線」を印刷したら、そこに合わせてボックスをセットします。UVプリンタは平らな面にのみ印刷が可能なため、ボックスは組み立てずに潰した状態で使用します。また、印刷時に位置ずれが起こる可能性があるため、マスキングテープでボックスを捨て紙に固定しました。

3. 印刷時の様子です。ホワイト→透明(グロス)の順に印刷を行いました。今回ははっきりとした仕上がりにするために、どちらも2回ずつ塗り重ねています。

4. 印刷が完了したら組み立てて完成!

合計4回重ねて印刷をしたので、印刷面が盛り上がっています。印刷回数を増やしてインクを重ねるほど、インクの色が濃く、盛り上がりが大きくなります。

今回は茶色い厚紙に印刷をしましたが、他の色や厚さの用紙も使用可能です。ただし、用紙の原料によってはインクの発色や定着が悪い場合もあるので、本番前にテスト印刷を行なっていただくのがおすすめです。