FabLab SENDAI – FLATでは、以前より「漆」や「和紙」といったクラフトをベースとしたプロジェクトに取り組んできました。なかなか思うようなスピードで進められていないのですが、それでも少しずつ色々な実験にもチャレンジしています。

 

なかでも最近ハマっているのが、乾漆シートにレーザー加工で模様を施し、そこに真鍮粉を埋め込むというもの。糊はどれくらい乾かせばいいのか、どれくらいの深さで彫りを入れればいいのかなど、試行錯誤を続けてやっとかたちになってきました。こちらは、7月22日(土)、23日(日)に塩竈市杉村惇美術館さんで開催される『暮らしの市』でみなさんに体験していただけるよう、準備を進めていますのでどうぞお楽しみに!

 

また、乾漆シートの制作も細々ですが引き続き行なっています。まだまだいつも完璧なシートを作ることができず、技術を身につけることの難しさを痛感しているところです。

ただ、そんな中でもなにかチャレンジをしないとなということで、自分で混色をして新しい色のシートを作ってみたり、多色の模様入りのシートを作ってみたり。胸を張れるような仕上がりとは程遠くはありますが、使えそうなシートも徐々に増えてきたので、そろそろラボでも素材として販売を開始したいなと考えています。

 

こちらはCNCミリングマシンで加工したケミカルウッドを拭き漆で仕上げたもの。詰めが甘くところどころ漆が残ってしまっていますが、想像以上に漆との相性が良いようなので、新しい形状を削り出してリベンジする予定です。

今後は、「毎週○曜日はクラフトプロジェクトの日!」などと設定し、ユーザーのみなさんと一緒に実験を進めていけたら面白いだろうなと考えています。あまり力の入れられていない「和紙」のプロジェクトについても、ガシガシ進めていく予定です。

ご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ一緒に遊びましょう!