こんにちは、スタッフますだです。
先日開催した『3Dプリンタ&レーザーカッターでつくるキーホルダー型ライト』ワークショップの様子をレポートいたします!
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ワークショップには小学生4名と大人1名が参加してくださいました。
まずは、スタッフ渡辺が懐中電灯を分解し、中に入っている豆電球が光る仕組みを説明します。
普段、懐中電灯はスイッチを押せば点くものと思っていますが、こうして分解してみると複数の部品が動作することで光が灯るのだということがよく分かりますね。
「回路」「プラス」「マイナス」などなど、まだ理科の授業で習ったことのない単語ばかりですがこの時点でみなさん興味津々です!
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豆電球が光る仕組みが分かったところで、さっそくキーホルダー型ライトの制作をしていきます。
まずはレーザーカッターで切り出した魚のかたちのカバーに銅テープを貼っていくのですが、今回は細かく切り込みを入れたことで自由に曲げられるMDF材(合板)を使用しました。
「木が曲がる」という時点でみなさん驚いていましたが、レーザーカッターで実際に加工されていく様子を見てさらに興奮していらっしゃいました。
太陽光を虫眼鏡で集めて紙を焦がす実験はしたことがあるようですが、それらがデジタルで行われているとまた違った印象を受けるのかもしれませんね。
次はカバーの間に挟むスポンジを切り出します。
最初はみなさんカッターを使用していましたが、スポンジはハサミを使った方が切り易いということが分かり、その後はハサミできれいにかたちを整えていました。
素材によって使い易い道具を選ぶということも大切ですね。
ボタン電池を入れるパーツは3Dプリンタで出力していきます。
ノズルの先から溶け出した樹脂が積層されてだんだんとかたちになっていく様子を眺めながら、あれはできるの?これはできるの?という質問がたくさん出てきました。想像力が膨らみますね!
パーツをすべて挟んだら、ペンチとドライバーを使ってしっかりねじを締めます。
大人が使うものと同じ大きさのペンチなので、みなさん片手で持つのはだいぶ苦労していたようです。
最後にストラップ用の紐を結んでつけたら完成です!
部屋を暗くして光らせてみました!
色付きのLEDですがだいぶ明るいので、これは重宝しそうです(^o^)/
今回のワークショップでは、「切る」という作業ひとつにおいても素材によってハサミとカッターを使い分けたり、初めて手にしたペンチやドライバーなどの工具を試行錯誤しながら使ってみたり、手を動かしつつも頭の中で「道具」と「素材」と「仕組み」について考えながら工作できたと思います。
このキーホルダー型ライトはご家庭にある材料でも簡単につくることができますので、参加者のみなさんはぜひお家でも試してみてくださいね!