こんにちは、スタッフ小野寺です!
5月26日(月)、6月2日(月)、9日(月)の3回に渡り、宮城大学事業構想学部デザイン情報学科の2年生を対象とした『造形デザイン演習Ⅱ』という授業で講師をさせていただきました!
この授業は、レーザーカッターや3Dプリンタといったデジタル工作機器を用いた造形制作技術の取得を目的としています。これまで、KULUSKAさんによってデザインされた革のスリッパや、CuttingBoxToolを使った箱の制作を通じて、レーザーカッターについて学んできました。今回、私達FabLab SENDAI – FLATのスタッフは、3Dプリンタ基礎講座として123D Designでのモデリングや、3Dプリンタの使用方法等についてレクチャーさせていただきました。
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▼5月26日(月)|3Dモデリング基礎講座!
1回目の授業では、まずFabLabやデジタル工作機器について説明をさせていただきました。初回の授業でJens Dyvik氏により撮影・制作された『Making, Living, Sharing』という映画を観たとのことで、FabLabというものについてはみなさんご存知でしたが、それが仙台にもあり、誰にでも使えるのだということは知らなかったようでとても驚かれていました。
そしていよいよモデリング開始です!モデリング初体験ということで、2次元データの作成方法との違いにみなさんやや戸惑いながらも一生懸命作業を進めていきます。
短い時間のなかでポイントを一気にお伝えしたため駆け足となっていましましたが、みなさんとても飲み込みが早く、データに自らアレンジを加えている学生さんもいました。
授業の最後には、アイディアスケッチとモックアップの制作を次週までの課題として発表しました。スケッチを元にいきなりモデリングをするのではなく、スタイロフォームを使いモックアップを制作することで、大きさや形状のイメージを掴みやすくすることがねらいです。
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▼6月2日(月)|アイディア発表&ブラッシュアップ!
2回目の授業では、まずはじめに各自のアイディアを発表してもらいました。それぞれのアイディアを聞き、またアドバイスやコメントをし合うことで、自分では気がつかなかった問題点やメリットを発見することができました。
アイディア発表時に得られた意見や、スタッフとのエスキスを通し、アイディアをブラッシュアップしていきます。機能に関することだけでなく、”3Dプリンタを持ちいたものづくり”という観点からもアドバイスをさせていただきました。
アドバイスを元に、再度モックアップを制作する学生さんもいらっしゃいました。パソコンでデータをいじるだけでなく、実際に手を動かして考えを進めていくのはとても良いですね!
次回は作品発表ということで、試行錯誤をしながらモデリングをしたり、スタイロフォームで形状の再検討をしたりと、みなさん真剣な様子で作業を進めていました。
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思っていた以上に、ユニークで幅広いアイディアがたくさん出てきました。実際に形に起こすと、どんな使い心地や印象になるかとても楽しみですね!
作品発表の様子は次回の記事でご紹介しますのでお楽しみに!