こんにちは、スタッフ小野寺です!
4月29日(火・祝)に開催した『オープンデザインでつくる“革のカードケース”ワークショップ』をレポートします!

今回のワークショップでは、神奈川県鎌倉を拠点として活動をしていらっしゃるKULUSKAの藤本直紀さん、彩さんをお招きし、彼らがデザインしたデータを元にオリジナルのカードケースを作りました。当日は、参加者のみなさんがいらっしゃる前に、使用する道具等を全てご用意頂いたのですが、道具好きとしてはこの光景だけでもうワクワクが止まりません。オリジナルの目打ちカバーやハサミのタグなどにもレザーが使われており、これはFabLab SENDAIでも真似をさせていただくつもりです!(笑)

 

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今回のワークショップは1日に2回開催し、合計で7名の方にご参加いただきました。少人数だった分、参加者さんとKULUSKAのお二人との距離が近く、とても和気あいあいとした雰囲気のワークショップとなりました。

 

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▼ワークショップ1回目/4月29日(火・祝)12:30〜

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加工データをお持ち頂いた方には、早速使用するレザーをお選びいただきます。使用するレザーの色味や素材感によって、仕上がりの印象が大きく異なるので、それぞれのレザーの特性を伺いながら、みなさんとても真剣に吟味されていました。

 

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当日その場でデザインを作る参加者さんには、KULUSKAのお二人より直々に制作のポイントをお教えいただきました。

 

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みなさんレーザーカッターの使用は初めてということで、加工が始まるとその性能にとても驚かれていました。

 

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レーザーでのカットが終わるといよいよ自分の手を使った加工作業にはいります。なかなか慣れない作業に初めは戸惑われていましたが、手先を動かすことはやはり楽しいようで、みなさん終始笑顔で取り組まれていたのが印象的でした。

 

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カードケースの形状も全てオリジナルで作られたこちらの参加者さんは、ひとつの作業工程が終わる度にニヤニヤしながらケースを眺められていました。(その気持ち分かります!)

 

皆さんとても手先が器用で、あっというまに完成となりました。1回目にご参加いただいたみなさんの作品はこちらです!
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蓋部分の全面に模様を施したもの、蓋と本体で異なる色のレザーを使用したもの、持参したスタッズをひとつひとつ取り付けたもの、そして形自体がオリジナルのものと、一つのデザインから派生したとは思えないほどそれぞれに全く違う表情の作品が生まれました。後ほどある参加者さんからお聞きしたところによると、皆さんお帰りになるエレベーターの中でも、自分で作ったカードケースをじっくり触りながらとても満足げな表情だったとのことです。(笑)

 

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▼ワークショップ2回目/4月29日(火・祝)15:30〜

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「今日を楽しみにしていたんです!」と、とても素敵なデザインをご準備いただいた参加者さん。迷うことなくレザーをお選び頂き、レーザーカッターでの加工に入ります。

 

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やや細目の線で描かれたイラストが特徴的なデザインだったのですが、レーザーの彫刻加工によってそれらの図柄が綺麗に再現されており、とても満足げなご様子です。

 

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それぞれのレーザー加工を見守る場面もありました。どんな仕上がりになるか、皆さんお互いの作品に興味津々です。

 

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「手芸は苦手なの〜」と言いながらもスイスイと縫い進めていく参加者さん。仕上がりが待ちきれませんね!

 

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こちらでもまた見守ります。かなり集中して制作されており、仕上がったときにはみなさん非常に達成感のあるスッキリした顔をされていました。

 

そして2回目にご参加頂いたみなさんの作品がこちらです!

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こちらもまたそれぞれかなり個性的な作品に仕上がりました。左の作品は本体部分に切込みが入っており、そこに蓋を差し込むことができるというとても凝ったつくりになっています。中央の作品は歯車のモチーフがポイントとなっていて、裏面にも大きな歯車が描かれています。歯車とボタンの組み合わせが可愛らしいですね。右の作品は蓋の形状に沿ってイラストが配置されており、非常にチャーミングなデザインです。

 

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今回のワークショップでは、『オープンデザイン』をテーマに、ひとつのデザインからアイディアがどんどん広がっていくことの面白さを体感していただきました。そして、時間が経つにつれて参加者さん同士で作業方法のアドバイスをし合ったり、お互いのデザインについて質問し合う様子も見られました。ひとりでコツコツ制作をするだけではなく、このように誰か他の人と場を共有し、アイディアを分け合うことが、より良いものづくりにつながっていくのではないでしょうか。

今後また、レザーを使用したワークショップを行ないたいと考えていますので、今回はご都合が合わなかった方も、次回はぜひご参加くださいね!

参加頂いたみなさん、KULUSKAさん、本当にありがとうございました!