FLAT BLOG

2014.7.19

白石和紙で紙糸をつくっています

こんにちは、スタッフ小野寺です!

 

突然ですが、MDFで作られたこの立体物を見たことはありますか?

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FabLab SENDAIへお越しになったことがある方は、もしかしたらご覧になっているかもしれません。こちらは、いつも小野寺のデスク前に置いてある「糸車」です!

 

この「糸車」は、白石和紙を使った「紙糸」を作るために制作しました。白石和紙とは、宮城県白石市で作られている和紙のことで、原料にはカジノキが使われており、繊維がとても長く柔軟であることが特長です。この特長を活かして作られてきたものが、紙布(しふ/紙を糸状に撚って織り上げた布)です。紙布には、「紙糸」(しいと)と呼ばれる糸が使われています。紙布用に作られた紙を使うだけでなく、例えば古くなった台帳や書き損じた絵なども糸の材料として使用されてきたそうです。この制作・使用背景や、マテリアルとしての可能性にとても魅力を感じ、これまで「紙糸」の制作に取り組んできました。

 

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「紙糸」づくりには、細く切込みを入れた和紙を使用します。まずはそれを石の上で撚って、繊維を柔らかくします。

 

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和紙を一本の紐状になるようカットしていき、糸車で撚りをかけて巻いていきます。これが一番楽しく、難しい作業です。

 

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全て撚り終わったら、熱湯にくぐらせて乾燥させます。こうすることで撚りが安定し、きちんと糸として使用することができるようになります。私はまだまだ練習中なので凸凹がとても目立ちますが、#50程度の太さの糸を作ることも可能です。

 

とても奥が深い白石和紙と紙糸ですが、今後FabLab SENDAIのプロジェクトとして制作に取り組んで行きたいと考えています。紙糸づくりについては、糸車から織物の制作までを含めたワークショップを9月頃に開催予定ですので、ぜひみなさんご参加くださいね!