FLAT BLOG

2015.3.15

金属加工勉強会「メタルファブ vol.2」in OSAKA !

どうもスタッフ大網です。

昨年の12月に行われた金属の加工方法をみんなで学ぶイベント「メタルファブ」の第2回目が大阪にある、
ファブラボ北加賀屋で開催され、僕自身も参加してきたのでその模様をレポートします!

以前ブログに書いた、ファブラボ北加賀屋と「メタルファブ vol.1」の様子は以下のリンクからどうぞ↓
全国いろいろラボ見学 〜②FabLab北加賀屋編〜
金属加工勉強会「メタルファブ vol.1」を開催しました!

ということで、vol.1では板金を用いた「切る•曲げる•つける」の体験がテーマでしたが、
vol.2のテーマは一体何なのか!?2015年1月下旬にファブラボ北加賀屋から熱いイベント概要が届きました。

2014年12月に開催された伝説的GIG”Metal Fab vol,1”その、第二幕がこの2月に大阪・住之江区”ファブラボ北加賀屋”にて開催されることが決まった。前回のステージは銅板の鎚起やろう付けなどのポピュラーなナンバーが聞かれたが、今回はのセットリストには”鋳造”の文字が!FabLabSendaiからはOami,FabLab HamamatsuからTakeを迎え、今回はさらに熱量が上がったHOTなSessionとなることは必至。もちろん今回も、Hangoutにより、FabLab Japan Networkを巻きこんだライブ配信もある!みんな今すぐCheck it out!   (fablab Kitakagaya web)

なんとvol.2のテーマは”鋳造”!アルミを溶かし、型に流し込み、金属で好きな形を作ります!

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皆で耐火レンガを積み、アルミを溶かすための炉を設置します。今回用いるこの炉は今回のワークショップの為に北加賀屋のメンバーさん達が試行錯誤して設計したもの、誰もが、アルミ鋳造に挑戦できるようにとなるべく費用を抑えられるように工夫したとのこと。

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炉には内部に空気を送る為のブロワーが繋がれていて、これによって燃えるコークスに酸素を送り温度を上げます!

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炉のソコには穴のあいた耐火レンガを敷き、ブロワーが運んできた空気がコークス全体に行き渡るようにしています。

炉の説明の後に、ついに火を入れます!
今回使う燃料はコークス。火の勢いがついてくるとパチパチという音と共に赤くなっていきます。

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コークスに火が着いたら、次に金属を溶かすための器”るつぼ”を入れます。
炉の真ん中にるつぼをしっかりと設置したら、アルミを少しずつ入れ、周りに更にコークスを追加して加熱を続けます。

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ブロワーを入れガンガン熱するので、コークスが真っ赤になり轟々と炎が上がります。

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当日は、ファブラボ仙台もhangoutを使って遠隔参加しました。

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今回の鋳造では、アルミ缶を原料として利用しました。ただ、事前に行った実験の結果、アルミ缶のみだと“湯(鋳造で、溶けた金属のことをこう呼ぶ)“の粘り気が強く、型の細かい部分にうまく行き渡らないため、アルミニウムの固まりを追加で入れています。

アルミをるつぼに入れ終えたら、炉にブロックで蓋をして完全に溶けきるのを待ちます。
鋳造をより身近に感じるためのワークショップですが、危険なため常に注意を払い、安全を確保しつつの作業です。

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炉を囲んで、次の作業までにホッと一息。
寒い中での作業だったので、「鋳造は冬にいいな」と炉の熱を感じながら思いました。

さて、溶けたアルミを流し込むための”型”を作成します。

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今回、僕が作った型はコチラ
ファブラボ北加賀屋のメンバーさんが作った型を自動生成してくれるプログラムを使って、富士山みたいな形を作りました。
レーザーカッタで、MDFを切り出し重ねて接着することで形を作成しました。
これを缶詰の中に敷き詰めた砂に押し当て、固めることで砂の“型”を作ります。
上の写真で、左がレーザーカッタで元になった形、右が砂で作った実際にアルミが流し込まれる型です。

いよいよ、次は溶けたアルミを作った型に流し込みます。
使う道具はコレ↓

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棒の先の輪にるつぼがピッタリはまる大きさになってるので、直接触れること無くるつぼを持つことができます。
最も危険な工程なので、集中しなければなりません。
入念にリハーサルを行った後、いよいよ炉の蓋が開かれます!

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さぁ、炉からるつぼが取り出されて、一番最初のひとに渡されました
赤く溶けたアルミを順々に型へ流し込んでいきます!

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みなさん慎重に注いでいきます

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「はい、置きました!」
「次の人!」
「ゆっくりねー!」

リハーサルと掛け声のおかげで最後の型までしっかりと注ぎこむことができました!
アルミが冷えるまで、炉の鎮火、周りの後片付け、反省会をして待ちます。

1時間ほど放置した後、十分冷えてから方から取り出した結果がコチラ↓

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型作りが未熟だったせいか、制度はいまいちですが、しっかりと形でています!
やった!アルミは作れる!

さらに、他の参加者の方達が面白い試みをしていたので、一部ですが紹介します。

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コチラは、文字をあしらった型で鋳造に挑戦していました。
しっかりとアルファベットが出ていてすごい!しっかり型が作れています

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もともとあるもので型を作る事もできます。電球のソケットの部分の周りに土を固め、
引き抜く時は土を崩さないように、慎重にひねりながら抜いたそう。
しっかりネジの溝の部分が出ている…!

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↑そして恒例のスタッフ小野寺が勢いで作ったポスター

今回もワークショップ中に様々な情報が共有され、濃い時間になりました!
最後には次回は何しようか、溶接にチャレンジしてみようか等、次のメタルファブの内容も話題にあがり、
まだまだ、金属加工への探求は続きそうです。