Advent Calendar(アドベントカレンダー)は、クリスマスまでの日数を数えるために使用されるカレンダーです。
FabLab SENDAI – FLATではこれに倣って、クリスマスシーズンになると色んな方法で毎日1つ数字を作ってきました。
2019年の作品はこちら)(2020年の作品はこちら

2021年は、FLATだけでなく日替わりで色んな方に参加いただき、25日までカウントアップしていきます!
素材も方法も自由な異種格闘戦で、作られる作品の幅もグッと広がった今年のアドベントカレンダー。
さてどんな数字が出てくるのでしょうか?


2021年の19日目はこちら ↓

 

“19” by Yoshihiro Asano


ハッピークリスマス!こんなに豪華で楽しいアドベントカレンダー企画に加えさせてもらって嬉しい限りです。
しかし私には繊細な工作スキルがないので、勢いで乗り越えさせていただきます。伝わってくれ〜!

[材料]
・ラワン合板4mm厚
・硬質な3Dプリントフィラメント
・各種塗料
・Google Home Mini

[技術]
・3Dデータ作成:Rhinoceros
・ラワン合板加工:レーザーカッター
・マウント制作:3Dプリント

 

作り方

1.アイデアをひねりだす

まずはアイデアを考えていきます。
与えられた日付は12/19。じゅうにがつじゅうきゅうにち。
じゅうきゅう…じゅうく…じゅーく…ジューク???

というわけで、「19」をかたどったジュークボックス、19ボックスを作りましょう!

ジュークボックスはかつてレコードを流すための道具として流行したもの。
物理メディアが影を潜めた現代では、音楽を聞くために各種ストリーミングサービスが活用されています。
つまり、箱からSpotifyの音が流れてくれば、それはもうジュークボックスと言えるのではないでしょうか?

スマートフォンを差し込むと色々不便なので、家で使っているGoogle Home Miniをデバイス部に採用。
サイズ感と丸みを頭に入れながら、スケッチを進めていきます。

 

2.データ制作&加工

紙で大体決まったら、加工用データを制作していきます。
作り自体はシンプルなのですが、数字がそれっぽくなるように調整するのが難しい&楽しい。

平面部分はレーザーカッターで切り出します。今回はFabCafe Tokyoを利用させてもらいました。
別途、Google Home Mini を取り付けるためのマウントとして、
Thingiverseで見つけた「Google Home Mini Slim Wall Mount」を3Dプリントしておきます。


加工済みのパーツを家に持ち帰り、やすりがけやら塗装やら進めます。
木材にはニスを塗っただけですが、良い風合いになりました。
内部にマウントを取り付けたら、モノタロウのキャラクターみたいになったのがハイライトです。

 

3.組み立て&完成!


完成したパーツをせこせこと組み合わせていけば、ついに完成!
外から見ただけでは機能がわかりづらいので、蝶番をつけて中が見えるようにしてみました。

それでは皆さんご唱和ください、「OKグーグル、クリスマスソングを流して!」

 

作者紹介

淺野 義弘
Fab Loveな駆け出しフリーランスのライターです。2022年はもっとたくさんものづくりするぞ!
https://twitter.com/asanoQm