はこだて未来大学 塚田浩二先生にお招きいただき、システム情報科学実習にて電化製品の分解ワークショップを行いました!

 

今回参加してくれたのは9名の学生さんたち。スキャナや掃除機など6種類の電化製品をご用意いただき、チームで大物に挑むもよし、1人で黙々と取り組むもよしという自由なルールのもと、約1時間半かけて分解していきました。

「分解は破壊ではない」を合言葉に、後で元に戻せるようにバラバラにしていくのがこのワークショップのキモ。(実際は元に戻しませんが…。)ということで、まずは様々な方向からプロダクトを見て、どこにネジがあるのか、どんな風にパーツが組み合わせられているのかを調査するところから。

ものによっては、表にネジが一切なく、プラスチックのパーツ同士がツメで組み合わせられているだけという場合もあります。そういうときには、マイナスドライバーなどを隙間に滑り込ませ、慎重に開いていかなければいけません。

分解が進んでいくと、パーツ同士は一体化しているにも関わらず、ネジの居場所が見つけにくいことも。そんなときは、スマートフォンのライトで照らしながら内部を見るのがオススメです。

キーボードが付いているタイプのプロダクトは、キーの下に隠しネジが埋め込まれていることが度々あります。手間はかかりますが、キーをひとつずつパチンパチンと外していくのはなかなか爽快なものです。

今回は普段からものづくりをしている学生さん向けのワークショップということで、最後は各自が得た気づきなどを発表してもらう時間を設けました。

海外の有名メーカーの掃除機は、数は少ないもののかなり特殊な形状のパーツばかり。どんなふうに成型されたのか気になります。ネジ留め箇所は吸い込み口と持ち手付近に少しあるだけで、その他の箇所は全てツメのみでガッチリと組み合わせられていました。

スキャナは、1つのモーターだけで紙の出し入れと読み取り部分を稼働させているという発見が。確かにスキャナのサイドに複数のギアが取り付けられていました。なるほど、勉強になります。

 

ワークショップ終了後には、おまちかねのお持ち帰りタイム!分解した後に出てくるのは、ネジはもちろんスピーカーやモーターなど、まだまだ使えるパーツばかり。あっという間にほとんどのパーツが売り切れてしまいました。どんな作品に生まれ変わるのかとても楽しみです!

参加してくださった学生の皆さん、塚田先生、沖さん、本当にありがとうございました!