icon小野寺100x100こんにちは、スタッフ小野寺です!

ついに、今回のラボ見学最終目的地であるFabLab Shibuyaにやってまいりました!

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FabLab Shibuyaは、FabLabKamakuraFPGA-CAFE/FabLab Tsukubaにつづき、国内で3番目に活動をスタートしました。東京都渋谷区のco-lab渋谷アトリエというシェアオフィスの一角にラボがあります。運営母体の「一般社団法人デジタルファブリケーション協会はFabLab Shibuyaの他に、co-lab渋谷アトリエに併設されたクリエータのためのデジタルファブリケーション工房「co-factory」や、渋谷LOFTの「&Fab」を運営されています。

 

ラボの中に入ると、まず目に飛び込んでくるのがレーザーカッターコーナー。機材操作用のパソコンの上には、レーザーカッターでつくった作品のサンプルがところせましと並べられています。こちらで使われているレーザーカッターでは、最大で813 x 457 mmの素材まで加工が可能なのだそうです。

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レーザーカッターの近くには、機材に関係するクリーナーや素材、出力サンプルがはいったワゴンがありました。

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奥へ進んでいくと、デジタルミシン、3Dプリンタが見えてきます。この写真にうつっているフィラメントと同じように、ミシン用の大巻の糸も壁に収納されていました。壁が華やかになるだけでなく、色や残量が一目で分かるのが良いですね!

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その向かい側の壁には、3Dプリンタの出力サンプルと一緒に「ファブラボ憲章」が置かれていました。

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棚に置かれていたこちらのサンプルは、渋谷の地形を切削機で削り出したものだそうです。FabLab SENDAIでも3Dプリンタで地形モデルを出力したことがありましたが、木材を使用すると色や質感が相俟って地形のゴツゴツ感が引き立ちますね!

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更に、ラボの奥には撮影ブースが。FabLab SENDAIでも、何かを作るだけではなく、それをどうやって見せるかについても考えていかなければなと思いました。

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FabLab Shibuyaはco-lab渋谷アトリエというシェアオフィス内にあることから、そこに入居している会社さんやクリエイタ—さんもよく利用されるそうです。FabLab Shibuyaメンバーが運営している、co-lab渋谷内のco-factoryというデジタルファブリケーション工房にも、レーザーカッターや3Dプリンタだけでなく、ボール盤や旋盤などといったアナログな工作機器が備えられています。しかもこれらはほとんど、入居されているみなさんによって持ち寄られたものなのだそうです。撮影をすることはできませんでしたが、シェアオフィス2階のブースエリア内では、建材や紙などの見本帳を利用者さんが持ち寄って作られたマテリアルライブラリーもありました。確かに、皆で共有すれば充分なものや、ほんの少しだけ使いたい素材ってたくさんありますよね。FabLab SENDAIでも、機材だけでなくマテリアルをシェアしていくしくみや、それぞれの持っている知識を共有できる展示スペース、LT等の交流の場を設けていきたいと思いました!

 

ここまで、博多図工室、FabLab北加賀屋、浜松、つくば、渋谷と、今回お邪魔した日本国内5つのFabLab、メイカースペースをご紹介してきました。

が、実はこれで完結ではありません!!

次回『全国いろいろラボ見学〜完結編〜』にて、今回の本当の目的地であるあのFabLabについてご紹介します!