デジタルミシンを使うと、手描きの図柄や写真、Adobe Illustrator等の画像作成ソフトでつくった画像データなど、様々なものを刺繍することができます。とはいえ、どんなデータでも綺麗に刺繍することができるかというと、そういうわけではありません。

FLATでは、「実際に刺繍したいサイズの3〜5倍の大きさにした画像データ(BMP形式、解像度300ppi、32bit)」の使用をオススメしています。

 

 

例えば、こんなイラストデータを刺繍するとします。

 

刺繍

 

これを、Adobe Illustratorを使ってBMPデータに書き出そうとすると、解像度やbit数を選択するウィンドウが表示されます。

 

画像

 

それぞれ値は自由に選ぶことができますが、「解像度300ppi、32bit」を選択した場合とそうでない場合では、刺繍の仕上がりに差が生じます。(※サンプルには解像度の値が「○○dpi」と記載されていますが、正しくは「○○ppi」です。)

 

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(※サンプルに記載してある「フィル」ステッチ名、「たたみ」は縫い方の名前です。)

解像度とbit数を下げてしまうと、画像がパーツに分解されてしまい、余白が生じてしまうようです。

更に、FLATのミシンには「下打ち」という機能が付いており、それを使うとより綺麗に刺繍をすることができます。

 

20140126_5

「下打ち」をしておくと、糸と糸の間に隙間が生じにくくなるだけでなく、ぷっくりとした仕上がりになります。(針数が増えるので、それだけ時間も糸も必要になりますが…)

 

ちなみに、刺繍のサイズはミシン専用ソフトで設定が可能なので、とにかく大きめに画像のデータを作っておくことがポイントです。詳しい設定についてはスタッフにお気軽にお尋ねください!