こんにちは、スタッフ小野寺です!

 

デジタルミシンを使ってどんなものを刺繍したいか尋ねると、多くの方が「自宅で飼っているペットの画像を刺繍したい!」とおっしゃいます。ただ実際は、ペットの写真をお持ち頂いただけでは、刺繍用のデータに変換するのはやや困難です。そこで今日は、ペットの画像を刺繍する方法のひとつとして、自らペットのイラストを描き、それを刺繍に仕上げたメンバーさんの作品をご紹介します!

 

本日お越しいただいたメンバーさんは、Windowsに標準搭載されている「ペイント」というソフトで描いたイラストをお持ち下さいました。あらかじめBMP形式で保存をしていただいたので、Adobe Illustratorを使用することなく、直接ミシン用ソフトでのデータ変換作業を行なうことができました。

 

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こちらが刺繍用に変換したデータです。イラストの下にはワンちゃんのお名前が描いてあったのですが、サイズの関係上潰れてしまいました…。ただこういった場合、データ変換後に最終修正を行なうことはもちろん可能ですし、もしくは細かい模様部分は後で手縫いするというのも一つの手です。

 

 

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ご用意いただいたポリエステル100%のフェルトを枠にセットしていきます。このときに、きちんと張れるかどうかによって仕上がりに大きく差がでます。今回のようにぬりえ状のイラスト等のときは特に注意が必要です。

 

 

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糸や布のセットが完了したら、後はボタンを押すだけです!ただ、ミシンは糸が絡まってしまったり切れてしまうなど、作業中にアクシデントが発生しやすいので、機械稼働中もあまり目が離さないほうが良いですね。

 

 

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機械が自動的に刺繍をしてくれるとはいえ、使用する色ごとに自分で糸を変える必要があり、案外手間がかかります。なので刺繍作業が最後の色に差し掛かると、ほっと安心してか、多くのメンバーさんは徐々に笑みがこぼれてきます。

 

 

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(糸処理前ですが)完成したものがこちらです!実は、この刺繍に取り組む前に一度糸が絡まるというトラブルがあったため、きちんと仕上がるかかなり不安がられていましたが、とても綺麗な仕上がりに大変喜ばれておりました。

 

 

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また、こんなワッペンもお作りになっていました。こちらもイラストのものと同様に、「ペイント」を使って描かれたものです。ただ、こちらの場合はフェルトではなく綿の生地を使用しています。あえて端をほつれさせることで、こんなふうにフリンジのように仕上げることができるんですね。勉強になります!
これら2つのワッペンは、ワンちゃんのお散歩用バッグに使用されるそうです。オリジナルのお散歩アイテムづくり、いいですね〜!!

 

ちなみに、こちらのメンバーさんには2日連続でお越しいただき、前日にはまた違うタイプのワッペンを作ってらっしゃいました。

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こちらはご自宅で綺麗にカットし、シャツのポケットに貼付けられたそうです。これはオシャレですね!

 

レーザーカッターや3Dプリンタに比べ、実は手間のかかるデジタルミシンですが、だからこそ作品が完成した時の感動もひとしおです。ワッペンを使ってのオリジナルアイテム作りは本当にオススメですよ〜!ぜひみなさんチャレンジしてみてくださいね!