FLAT BLOG

2014.6.12

出前授業@宮城大学デザイン情報学科 -作品発表編-

こんにちは、スタッフ小野寺です!

前回から引き続き、宮城大学事業構想学部デザイン情報学科の2年生向け授業『造形デザイン演習Ⅱ』でのFLAT出前授業のレポートです。5月26日(月)、6月2日(月)の授業では3Dモデリングのレクチャーと、アイディア出し&ブラッシュアップを行ないました。そして今回はいよいよ作品の発表です!

 

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▼6月9日(月)|作品発表&講評会

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FLAT出前授業3回目、ラストの回ではそれぞれが制作した作品の発表を行なってもらいました。

ここから一気に作品をご紹介します!

 

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こちらはペンギンのかたちをした折り畳み傘掛けです。前回描いたスケッチからの再現度が高く、とても可愛らしい仕上がりになっています。ペンギンの頭の後ろに凹みがあるだけでなく、手でも傘を支えてくれています。

 

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折り畳み傘用のチェーン型アクセサリーです。折り畳み傘はトップがキャップのような形状になっており、回すと簡単に取り外すことが可能です。そこにこのアクセサリーを固定するという、折り畳み傘の特徴を活かした作品となっています。収納時も傘に巻き付けることができとてもオシャレです。

 

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裏側にマグネットが仕込まれているので、傘をこのリングに通すことで鉄製のドアにくっつけて固定することが可能です。 更に、リングを縦型に設置することで、傘の持ち手をひっかけることもできます。傘の収納だけでなく、様々な用途に利用できそうですね!

 

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RPGが好きだということで、いつでも勇者気分を味わうことのできる剣型の傘の収納ケースの提案です。間にパーツを連結していくことで、様々なサイズの傘に対応可能となっています。3Dプリンタで出力できる樹脂のチープさやテクスチャと、ゲームのポップさは案外相性が良いのかもしれません。ぜひ様々なアイテムを作ってみてほしいですね。

 

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こちらは、ズボンに固定することで傘を引っ掛けておくことができるプロダクトです。本屋さんで立ち読みをするときに、いつも傘を邪魔に感じていたそうで、それを解決するためにこの作品をデザインしたそうです。あえて傘とズボンとの間に距離をとることで、ズボンが濡れてしまうのを防いでいます。

 

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普通の傘の持ち手の反対側に、向きの異なる持ち手を付ける、という作品です。こうすることで人さし指の付け根あたりに持ち手を引っ掛けることができるため、握らなくても傘を持てるようにしたい、という考えから作ったそうです。幅が狭くあまり安定性がないため、握らずに持つことはなかなか困難でしたが、手に引っ掛けることのできる支えを増やすだけで、かなり持ちやすさは向上したように感じます。

 

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雨の日は傘を持つと手が塞がってしまいます。バスを待つ間などちょっとしたときにお菓子を食べたいと思いつつも、手が塞がっていると袋が開けにくかったり中身が取り出しにくいということが多々あります。そんな問題を解決する方法のひとつとして、傘自体にフックの付いたパーツをつけてしまおう、というのがこちらの作品です。パーツ本体も傘の形にすることで可愛らしさを出したかったとのことです。傘の持ち手を差し込む穴部分はやや斜めになっているため、逆さまにしても外れないという工夫もされています。

 

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こちらは、あらかじめ傘の先端に付けておくことで、傘に付いた水滴を溜めることができる作品です。お店等に入ったときに水滴を辺りにまき散らしてしまうのを防ぎたいというところから考えたそうです。実際に傘をさすと、まるで先端にてるてる坊主が付いているかのような可愛らしい見た目になります。

 

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こちらも上の作品と同様に、あらかじめ傘の先端に付けて使うプロダクトです。この作品の目的は傘を自立させることだそうなので、かなりボリューム感のある仕上がりとなっています。お花をモチーフとしており、一見花びらのサイズや形状はランダムなのかなという印象を受けます。ですが、実はそのうちの3点が地面に接するようにデザインをしているので、ここで支えて自立させようとしたそうです。

 

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傘の自立を目的としたプロダクトは様々ありますが、こちらの作品は自立させるのではなく、傘の先端と地面との設置面を増やすことで、テーブル等に傘を立てかけたときに倒れてしまうのを防ぐことが目的です。3Dプリンタで出力することのできる樹脂はあまり重さが無いため、それだけで傘を支えるのはやや困難です。ですが、倒れるのを防ぐという程度であれば、比較的容易に制作することが可能です。裏側に滑り止め材を付けるとより強度がアップしそうですね!

 

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こちらは傘の取り間違いや盗難を防止するために、自分の傘だということをアピールするためのリングです。一部に切込みが入っているので、傘の持ち手にはもちろん、骨組みに付けることもできます。この作品には、制作者のニックネームが描かれていますが、そこに記載する文字や使用するフィラメントの色によって、かなり幅広い種類のリングを作ることができますね!

 

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雨の日を少しでも楽しく過ごすためのアイテムを作りたいということで、傘の先端に取り付けて使用するプロペラ作った学生さんもいました。機構にもかなりこだわりを持って作ったそうで、かなり気持ちのよい回転っぷりでした。今後はもっとポップな雰囲気にするために明るい色のフィラメントを使用したり、逆さまにしたときに傘を自立させられるような工夫をしたいとのことです。

 

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今回は3Dモデリング講習から作品発表まで実質2週間しかありませんでしたが、想像以上に形のしっかりした作品が多くとても驚きました。もちろん、今回使用した3Dプリンタで出力した造形物は、そのまま製品として販売できるようなクオリティではありません。ですが、今回の作品をアイディアの種としてどんどんブラッシュアップを重ねていくことで、きっと製品としても売れるだろうなという作品もいくつかありました。
また、実際にアイディアを形にすることで、より議論を深めることができたり、新たなアイディアが生まれることもありました。今回の授業を通じ、3Dプリンタは造形物を作ることだけが目的ではなく、アイディアをどんどん創造していくためのツールなのだということを改めて実感しました!

今回、このような貴重な体験をさせてくださいました土岐謙次先生、本当にありがとうございました!

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