こんにちは、スタッフますだです。

先日、東北工業大学ライフデザイン学部クリエイティブデザイン学科エクスペリエンスデザインコース鹿野研究室のみなさんが、FabLab SENDAI – FLATのデジタルファブリケーション機器の初回講習にいらっしゃいました!
普段は情報デザインを用いたビジュアルデザインやユーザーインターフェースの研究を行っているらしく、研究のほとんどはパソコン上で行っているので、デジタルファブリケーション機器を目にするのは初めてだそうです。

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まずはFLATのスタッフ・小野寺と渡邊が、FabLabについての説明とデジタルファブリケーションについての説明を行いました。

小野寺(写真中央)「ファブラボは「ほぼあらゆるもの(”almost anything”)」をつくることを目標とした、3Dプリンタやカッティングマシンなど多様な工作機械を備えた施設であり、世界中に存在します。
ここ仙台では特に伝統工芸とのコラボレーションを模索し、中でも「漆×デジタルファブリケーション」の研究に力を入れています。」

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渡邊(写真右)「デジタルファブリケーションで何が出来るの?というよりも、何かをつくるためのツールとしてデジタルファブリケーションが使える、と考えてもらったほうがいいです」

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全体の説明が終わったところで、それぞれグループに別れて機材の講習をおこなっていきます。
今回は8名だったので、2名、3名、3名のグループで順番にそれぞれの機材を回ることにしました。
ちなみに今回の講習では、今後使用するサンプル帳をつくりました。(下記写真参照)

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【3Dプリンタ】
初めて見る3Dプリンタにみなさん大興奮の様子!
今回は積層ピッチ0.3mmの設定で数字の「3」のかたちをしたサンプルを出力しました。
実は既に3Dデータを作成してきた学生さんもいらっしゃったようで、講習後はそちらのデータを出力されてました。
3Dデータの椅子、きれいに出力されてますね!

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【レーザーカッター】
こちらも初めて見るレーザーカッターに盛り上がってます。
今回は2.5mmのMDFに彫刻加工と切断加工を行いました。
パスの設定で少々トラブルがありましたが、最後はスムーズに操作することができました。
こちらも講習終了後は早速Illustratorでデータを作成して出力に励んでらっしゃいました。

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【デジタルミシン】
”デジタル”と頭につくものの、ミシン自体は見慣れたかたちとあまり変わらないのでレーザーカッターや3Dプリンタに比べて最初の驚きは少なかったですが、実際にデジタルミシンを使用して刺繍されたサンプルを手に取ってみてからは「かわいい!」「はやくつくりたい!」との声があがりました。
今回はフェルト生地にコラムステッチとフィルステッチの刺繍を施してワッペンをつくりました。
やはりかわいいもの好きの女子にはデジタルミシンが人気のようです。

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残った時間は、引き続き各機材で思い思いの作品を出力してらっしゃいました。
さすが普段からデジタルデータを作成されている学生さんだけあって、短時間でさくさくデータを作成されています。
実際に出力した作品を手に取ってみると、「あれもできそう」「これもできそう」とイメージがどんどん沸いてくるようです。
鹿野研究室のみなさんも、「あのプロジェクトの○○に使えそう」「○○用にレーザーカッターを使おう」などなど、出力した作品を眺めながらお話をされてました。(写真:鹿野先生を囲みアイディアを出し合う研究室の学生さんたち)

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このように、研究室や会社単位でのセミナー形式の初回講習も受付しております。
プロジェクトにかかわる全員が実際に機材を使ってみることで視野が広がり、さまざまな意見やアイディアが膨らむこと間違い無しです!

ご興味のある方々はぜひご相談ください!